新築の美しい床を長く保ちたい、掃除の手間を減らして快適に暮らしたい——そんな願いを叶えるのが「UVフロアコーティング」です。
傷や汚れ、水濡れから床を守り、日常の掃除もぐっと楽にしてくれます。
この記事では、UVフロアコーティングの仕組みやメリット、業者選びのポイントまでわかりやすく解説します。大切な住まいを長く美しく保つための参考にしてください。
UVフロアコーティングがもたらすメリット
メリット:美しい光沢で部屋全体が明るい印象に
UVフロアコーティングの大きな魅力の一つは、美しい光沢です。施工後の床は鏡のように光を反射し、部屋を明るく開放的にするとともに、高級感あふれる空間を演出します。自然光や照明が床にきらめき、奥行きや広がりも感じられます。
ただし、強い光沢が好みに合わない場合もあるため、施工前にサンプルや写真で確認することをおすすめします。
メリット:即硬化で即日入居可能
施工当日から入居できるのがUVコーティングの大きなメリットです。通常のフロアコーティングは施工後に乾燥時間が必要で、使用できるまで数日~1週間かかりますが、UVコーティングは紫外線で瞬時に塗膜が硬化するため、施工後すぐに床を使えます。入居済みの物件やリフォーム後の床でも、その日のうちに通常通り生活を始められます。
知っておきたいUVフロアコーティングのデメリット
デメリット:初期費用は他のコーティングより高め
UVフロアコーティングの大きなデメリットの一つは、他のコーティングに比べて初期費用が高めな点です。特殊な樹脂やUV照射機材が必要なため、ガラスやシリコンと比べて1㎡あたり数千円近く高くなることもあります。
しかし、耐用年数は非常に長く、頻繁なワックスがけや再施工の手間・コストを抑えられるため、長期的には経済的な選択肢となる可能性があります。初期費用だけで判断せず、トータルコストで比較することが重要です。
デメリット:業者によって品質に差が出やすい
UVフロアコーティングは、施工業者の技術力に仕上がりが大きく左右される点に注意が必要です。下地処理や塗布の均一さ、UV照射の適切な操作などが不十分だと、塗りムラや密着不足で早期に剥がれる可能性があります。ホコリ混入や硬化不足による耐久性低下のリスクもあり、安価な業者に頼むと再施工が必要になることも。価格だけでなく、施工実績や保証内容を確認して、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
デメリット:光沢(ツヤ)の好みが分かれる場合も
UVフロアコーティングの高い光沢は、部屋を明るく広く見せるメリットがあります。しかし、人によっては鏡面のようなピカピカ感が強すぎると感じることもあります。フローリング本来の木目や落ち着いた雰囲気を重視する場合は、マット仕上げのガラスコーティングなども検討するとよいでしょう。理想の部屋の雰囲気に合わせて、最適なコーティングを選ぶことが大切です。
フロアコーティング性能比較
| ガラスコーティング | シリコンコーティング | UVコーティング | ||
|---|---|---|---|---|
| 主成分 | ガラス | シリコン | ウレタンアクリレート | |
| 乾燥方法 | 自然乾燥 | 自然乾燥 | 紫外線照射硬化 | |
| におい | 施工中のみ有 乾燥後ニオイは消える |
施工中のみ有 乾燥後ニオイは消える |
施工中のみ有 乾燥後ニオイは消える |
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| ツヤ感 | ほどよいツヤ感 | 高光沢 | 高光沢 | |
| ツヤ調整 | 可能 | 不可 | 不可 | |
| 塗膜硬度 | 8H | 5H | 5H | |
| 滑りにくさ | 〇 | ◎ | 〇 | |
| 耐薬品性 | 酸 | ◎ | ◎ | ◎ |
| アルカリ | ◎ | ◎ | ◎ | |
| アルコール | ◎ | ◎ | ◎ | |
| アンモニア | ◎ | 〇 | ◎ | |
| シンナー | ◎ | ◎ | ◎ | |
| 除光液 | ◎ | 〇 | ◎ | |
| 耐水性 | ◎ | ◎ | ◎ | |
| 撥油性 | 〇 | ◎ | 〇 | |
| ペット | ひっかき傷 | ◎ | 〇 | 〇 |
| おしっこ | ◎ | 〇 | ◎ | |
| 滑り止め | 〇 艶ありは効果大 |
◎ | 〇 | |
| 施工期間 | 1日 | |||
| おすすめポイント |
最近よく使用されるEBコートなどの表面が硬いフローリングにおめ。また艶を出したくない方にも最適。 |
滑り止め効果が高い為、ペットやお年寄りの歩行の安全性を確保できます。ヘルニアを予防する効果あり。 |
即入居されたい方や既存の傷んだ床材にはお薦め。また真冬の寒さにも影響を受けない瞬間硬化。 |
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UVフロアコーティングの料金相場は?
UVフロアコーティングの料金は、施工する面積や業者によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり5,000円から7,000円程度が相場とされています。この単価を基に、ご自宅の床面積で概算費用を計算できます。
例えば、30平方メートル(約18畳)のリビングダイニングに施工する場合、UVフロアコーティングの費用はおおよそ150,000円から210,000円程度が目安となります。ただし、施工する面積が広くなるほど、1平方メートルあたりの単価が割引される傾向があるため、より広範囲に施工する場合は全体的な費用を抑えられる可能性もあります。この価格はあくまで目安であり、使用するコーティング剤の種類や業者独自のサービス内容によって変動することを理解しておきましょう。
見積もり価格を左右するポイント(広さ・床材・下地処理)
UVフロアコーティングの価格は、施工面積や床材の種類・状態によって変わります。広い面積では総額は上がりますが、1平方メートルあたりの単価は下がることもあります。無垢材や傷の多い床は下地処理が必要で費用が増える場合があります。また、既存フローリングにワックスがある場合は、コーティングの密着を高めるために剥離作業が必要になり、これも見積もりに影響します。事前に業者と確認しておくと安心です。
「安すぎる」業者に潜むリスクと注意点
UVフロアコーティング業者は、相場より極端に安い価格には注意が必要です。安すぎる場合、低品質な材料の使用や下地処理の省略、経験不足の作業員による施工ミスなどのリスクがあります。結果的に再施工が必要になり、かえって費用が高くなることも。床の美観と耐久性を守るには、価格だけでなく業者の実績や保証、使用材料の品質も確認して信頼できる業者を選ぶことが大切です。
UVフロアコーティングの施工の流れ
ステップ1:問い合わせ・現地調査・見積もり
UVフロアコーティングを検討する際は、まず業者に問い合わせましょう。その後、多くの業者が現地調査を行い、床の種類や広さ、傷や汚れ、既存ワックスの有無などを確認して見積もりを出します。疑問点や希望の仕上がり、家具の移動などは、この段階でしっかり伝えることが大切です。
ステップ2:下地処理(清掃・ワックス剥離)
コーティングの仕上がりや耐久性を左右するのが「下地処理」です。施工当日は床全体を徹底的に清掃し、ホコリや微細な汚れを専用機材で除去します。既存ワックスがある場合は、密着性を高めるため専用の剥離剤で完全に除去。この丁寧な下地処理が、UVコーティングの性能と美しさを長持ちさせる鍵です。
ステップ3:コーティング剤の塗布とUV照射
下地処理が終わった床に、専門職人がムラなくUVコーティング剤を塗布します。塗布後は専用のUV照射機で紫外線を当て、数秒で硬化させることで強固な塗膜を形成します。このスピーディーな硬化が、UVコーティングの大きな特徴です。
ステップ4:施工完了・引き渡し(即日入居可能)
全ての塗布とUV照射が終わると、業者が光沢や異物の混入などを入念にチェックし、問題なければお客様に引き渡されます。UVコーティングは瞬時に硬化するため、引き渡し後すぐに生活を始められる「即日入居可能」が大きな利点です。
UVフロアコーティングに関するよくある質問(Q&A)
Q.ペットが床を舐めても安全ですか?
UVフロアコーティングは、ペットがいるご家庭でも安全に使えます。施工時に塗布したコーティング剤はUV照射で瞬時に硬化し、化学的に安定するため、揮発する有害物質はありません。多くの製品は食品衛生法などの安全基準もクリアしており、ペットや小さなお子様も安心して過ごせます。
Q.床暖房に対応していますか?
ほとんどのUVフロアコーティングは床暖房対応で、熱や乾燥による膨張・収縮にも追従するため、ひび割れや剥がれの心配はほとんどありません。ただし、一部非対応の製品もあるため、施工前に業者へ確認することをおすすめします。
Q.施工後のメンテナンス方法を教えてください
UVフロアコーティングの床は、日常の掃除が簡単です。乾いたワイパーや掃除機でホコリを取り、汚れは固く絞った雑巾で水拭きするだけで十分です。ワックスのような定期的な塗り直しも不要。しつこい汚れには薄めた中性洗剤を使えますが、研磨剤入りのクレンザーやメラミンスポンジ、高温スチームは塗膜を傷めるので避けましょう。
まとめ:UVフロアコーティングで快適な新生活を
UVフロアコーティングは、床を美しく保つだけでなく、傷や汚れから守り、掃除の手間を大幅に減らします。耐久性が高く、頻繁な塗り直しも不要なため、長期的にはコスト削減にもつながります。小さなお子様やペットがいる家庭でも安心で、住宅の資産価値維持にも役立つ「未来への賢い投資」です。新生活を美しく快適にスタートさせたい方に最適な選択肢と言えます。







