フロアコーティングは本当に必要か?メリット・デメリットを専門家が整理

新築やリフォームをきっかけに、「フロアコーティングは本当に必要?」と迷う方は多いもの。
勧められて気になるけれど、費用に見合う価値があるのか悩みますよね。

この記事では、フロアコーティングのメリット・デメリットや施工の判断基準をわかりやすく解説します。ご自身の暮らしに本当に必要かどうか、判断する参考にしてみてください。

フロアコーティングとは?ワックスと何が違うの?

そもそもフロアコーティングとは

フロアコーティングとは、フローリングの表面に専用の塗料を塗布し、強い保護膜をつくる施工方法です。この保護膜が日常生活でつきやすい傷や汚れ、水濡れなどから床材を守り、美しい状態を長く保ってくれます。新築時やリフォーム直後に施工すれば、その「新しさ」を維持するだけでなく、毎日の暮らしをより快適で安心できるものにしてくれます。

ワックスとの違い

一般的なワックスは、表面に薄い膜をつくり、一時的にツヤを出したり軽い保護効果を与えたりするもの。耐久性は数ヶ月から1年程度と短く、定期的な塗り直しが必要です。

それに対してフロアコーティングは、床そのものに強固な塗膜を形成するため、10年単位で耐久性を保ち、一度施工すればほとんどメンテナンスの手間がかかりません耐水性・耐薬品性・耐熱性にも優れているので、水拭きやアルコールを使った日常的なお掃除も安心。衛生的な環境を保ちやすいというメリットもあります。

フロアコーティングの7つのメリット

フロアコーティングは、ただ床を守るだけのものではありません。毎日の暮らしをもっと快適にしてくれたり、ご家族の安全を支えたり、さらに大切なお住まいの価値を長く保つためにも役立ちます。ここからは、フロアコーティングをするとどんなメリットがあるのか、7つのポイントに分けて具体的にご紹介していきます。

1. キズや汚れからフローリングを守る

専用の塗料でできた硬い保護膜が、スリッパのすり傷やペットの爪傷などから床を守り、美しさを長く保ちます。

「フロアコーティングは本当に必要か?」と迷う方もいますが、日常のダメージを防ぐことで床材の劣化を抑え、張り替えなどの高額な修繕費を減らせるのが大きな利点です。特にペットがいるご家庭では、爪傷の悩みをぐっと軽減できます。

2. 日々の掃除やお手入れが圧倒的に楽になる

フロアコーティングを施すと、日々の掃除がぐっと楽になります。表面が滑らかで汚れがつきにくく、ホコリやゴミが目地に入りにくいため、掃除機やワイパーでサッときれいに。

さらに、コーティングによって耐水性・撥油性が加わるため、水こぼしや油汚れも簡単に拭き取れます。製品によってはアルコールシートでの掃除も可能で、衛生的に保てるのも魅力です。毎日の掃除時間を減らし、その分を家族や自分の時間に充てられます。

3. 美しい光沢で新築のような見た目を長期間維持

フロアコーティングは、フローリング本来の美しさを引き立て、新築のような輝きを長く保ちます。木目や色合いを活かしつつ深みのある光沢を与えられ、落ち着いたツヤ消しから鏡面のような強い光沢まで、お好みに合わせて選べます。

施工した床とそうでない床では、数年で見た目の差が出やすく、未施工の床は傷や紫外線でくすんで見えることもあります。コーティングを施すことで、こうした劣化から守り、美しい状態を長く維持できます。

4. 滑り止め効果でお子様やペットがいる家庭も安心

小さなお子さまや高齢者、ペットがいる家庭では、フロアコーティングの滑り止め効果が安心につながります。ペットにとっても滑りにくい床は足腰への負担を軽減し、将来的な関節疾患リスクを抑えるのに役立ちます。

5. 耐水性・耐薬品性が高く床の劣化を防ぐ

フローリングの劣化の大きな原因のひとつは水分です。フロアコーティングを施すと高い耐水性が加わり、反りや膨張のリスクを抑え、水拭きや飲み物のこぼれにも安心して対応できます。湿気によるカビの繁殖も防ぎやすく、床を清潔に保てます。

さらに多くのコーティングは耐薬品性や紫外線防止効果もあり、除光液やアルコール、油性ペン、日焼けによる色あせから床を守ります。これらの機能により、日常生活でのさまざまなトラブルからフローリングを長く美しい状態に保てます。

6. 一度の施工で効果が長持ちする

フロアコーティングの大きな魅力は耐久性です。一度施工すれば、10年単位で効果が持続すると言われ、頻繁に塗り直すワックスと比べると大きな差があります。

長期的に見ると、メンテナンスや手間、コストを大幅に減らせるため費用対効果も高く、家具の移動や業者手配といった手間もほとんど不要です。忙しい毎日の中で家事負担を減らし、その分を家族や趣味の時間に使えるのも大きなメリットです。

7. 住宅の資産価値の維持につながる

フロアコーティングは居住空間を快適にするだけでなく、住宅の資産価値維持にも役立ちます。床は劣化が目立ちやすい部分ですが、傷や汚れから守ることで美しさを長く保て、内覧時の印象も良くなります。

将来、売却や賃貸を考える場合、床の状態は評価に直結します。フロアコーティングは、住宅という大切な資産を守り価値を高める、有効な投資と言えるでしょう。

フロアコーティングの押さえておきたいデメリット

フロアコーティングは床を美しく保ち、生活を快適にしてくれますが、費用や施工の制約、一度施工後の変更の難しさなど、事前に押さえておきたい注意点もあります。

このセクションでは、フロアコーティングのデメリットを解説します。メリットだけでなくデメリットも理解することで、ライフスタイルや予算に合った最適な選択がしやすくなり、後悔のない施工につながります。

1. 初期費用が高い

フロアコーティングの大きなデメリットのひとつは、初期費用が高くなりやすい点です。一般的なワックスと比べると数十万円単位の出費が必要なこともあり、費用面で迷う方も少なくありません。

費用が高くなる理由は、高性能なコーティング剤を使用することや、専門技術を持つ職人による丁寧な施工が求められるためです。

ただし、長期間の耐久性やメンテナンスの手間が少ない点を考えれば、費用対効果は十分高いといえます。具体的な相場は後のセクションで紹介します。

2. 施工タイミングが限られる

フロアコーティングは施工のタイミングで仕上がりやスムーズさに差が出ます。理想的なのは、新築住宅の入居前で、家具がない状態です。この時期なら養生も最小限で済み、施工がスムーズに進みます。

入居後でも施工は可能ですが、家具や荷物の移動が必要で手間がかかります。

3. 一度施工すると剥がせない

フロアコーティングは一度施工すると、ワックスのように剥がすことはできません。非常に強固な塗膜を形成するため、光沢感や床材のデザインを変えたくなっても元に戻すことができないのです。

長期間床を守る施工なので、将来のライフスタイルの変化も考慮して、じっくり検討することをおすすめします。

4. 業者によって品質に差が出やすい

フロアコーティングは、コーティング剤の品質だけでなく、施工業者の技術力によって仕上がりや耐久性が大きく左右されます。そのため、業者選びを誤ると期待通りの効果が得られなかったり、トラブルが発生したりするリスクがあります。

技術が未熟な業者に依頼すると、塗膜にホコリが混入したり、塗布ムラで仕上がりが不均一になったり、下地処理不十分で部分的に剥がれることもあります。

こうした事態を避けるには、料金だけでなく施工実績や保証内容、担当者の対応などを総合的に判断し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

フロアコーティングは本当に必要か? 判断基準を解説

フロアコーティングの必要性は、どんな暮らしを望むか、何を大切にしたいかで変わります。

ここでは、ご自身の状況に合わせてフロアコーティングの必要性を判断する基準をご紹介します。費用対効果やライフスタイルを考え、ご家族にとって最適な選択の参考にしてください。

フロアコーティングがおすすめな方・家庭のチェックリスト

フロアコーティングは、暮らし方や家族の状況によって、とても役立つ選択になることがあります。次のチェックリストに当てはまるものが多いほど、「フロアコーティング、あったほうがいいかも」と考えてみてもいいかもしれません。

もしいくつか当てはまるものがあるなら、フロアコーティングは毎日の暮らしを快適にしてくれて、長い目で見れば住まいの価値もしっかり守ってくれる、頼れる選択肢になるはずです。

フロアコーティングが不要・向いていないケース

一方で、フロアコーティングが必ずしもすべてのご家庭に最適というわけではありません。次のようなケースに当てはまる場合は、無理に施工せず、他の方法も検討してみるのがおすすめです。

フロアコーティングの種類と特徴を比較|どれを選ぶべき?

フロアコーティングには種類ごとに特徴が大きく異なります。耐久性や光沢感、費用、ライフスタイルとの相性など、重視するポイントで選ぶコーティングは変わります。

ここでは代表的な「ガラスコーティング」「シリコンコーティング」「UVコーティング」の3種類の特性や仕上がりの違いを紹介します。好みや予算に合わせて最適な選択の参考にしてください。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは主成分がガラス系素材で、高い硬度と耐久性を持ちながら、フローリング本来の自然な風合いを保てるコーティングです。強い光沢はなく落ち着いたツヤで、木目や素材感を損ないません。

小さな傷やペットの爪による傷、家具の移動による擦り傷から床を守り、汚れや水分も染み込みにくいため、日々の掃除も楽になります。ナチュラルなインテリアを維持したい方や、光沢を抑えつつ美しさを保ちたい方に向いており、費用対効果も高い施工です。

メイプル社のガラスコーティング(プライムコート)は、艶あり・艶消しの選択が可能です。

シリコンコーティング

シリコンコーティングは、グリップ力が強く、滑り止め効果が高い点が大きなメリットです。小さなお子様が走り回るご家庭や、足腰への負担を軽減したいペットがいるご家庭では、安全面でも非常に安心できるコーティングと言えます。

さらに、水や油に強いため、キッチン周りなど汚れやすい場所にも適しており、掃除もしやすく日々のメンテナンスが楽になるのも魅力です。コストパフォーマンスを重視しつつ、しっかりと床を保護したい方に最適な選択肢と言えるでしょう。

UVコーティング

UVコーティングは、専用の塗料を塗布した後、紫外線を照射して瞬時に硬化させるタイプのフロアコーティングです。この特徴により、施工直後から入居や使用が可能となるため、引っ越しを急いでいる方や、すでに入居しているご家庭でも導入しやすい点が大きなメリットです。

また、鏡面のような美しい光沢感が特徴で、新築時の床の輝きを長期間維持したい方や、高級感のある空間を演出したい方に最適です。

フロアコーティングに関するよくある質問(Q&A)

Q.ペット(犬・猫)がいても大丈夫?
A.はい、ペットを飼っているご家庭こそ、フロアコーティングは特におすすめです。フローリングの保護と、ペットの安全性の両立に大きく役立ちます。

多くのフロアコーティングは適度な滑り止め効果を備えており、フローリングの上で滑って転倒するリスクを軽減します。これにより、走り回る犬や猫の足腰への負担を和らげ、将来的な関節疾患の予防にもつながります。また、ペットの爪によるひっかき傷や、万が一の粗相によるシミや臭いから床をしっかり守れるため、掃除やお手入れもぐっと楽になります。

Q.施工時間はどれくらいかかりますか?
A.施工面積によって変わりますが、一般的な新築の一戸建てまたはマンションであれば、9時スタートの17時頃完了です。ワックスがかかっている場合や家具がある場合は2日間お時間を頂くことがあります。

Q.施工当日、仕事で立ち会えないのですがどうすればいいですか?
A.事前に鍵をお預かりいたします。返却もご指定の場所までお持ち致します。
事前に施工現場をお客様立会のもと確認致しますので当日はご安心くださいませ。

フロアコーティングの必要性ってどう?口コミでチェック

ここからは、実際にフロアコーティングを利用された方の声をご紹介します。施工を検討する際に気になる「フロアコーティングは本当に必要か?」という疑問について、リアルな体験談から参考にしてみてください。

入居からもうすぐ丸3年を前に久々のマイホーム記録🏠

もちろんコツコツ細かいお家の掃除はしてるけど、フローリングに関してはほぼ水拭きのみの割にはキレイを保てているかと♡

フロアコーティングしといて良かったー🙌
裸足で過ごしてもサラッと快適♪
時間と余裕が無くても水拭きだけでピカピカ✨

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自宅のコーティング!

シナモンが走り回っても、程よくグリップが効いてて傷もつかない!
汚れても水拭き、アルコール拭きOKなのはありがたいです!

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フロアコーティングとエコカラットを施工することで、家が様変わりしました!!
フロアコーティングは、施工直後は鏡面の様な仕上がりで光っていましたが、乾燥後は、木目に馴染んで、程良い光沢になりました。サラッとした手触りがとても良いです。
エコカラットは、リビング、廊下と各部屋に貼っていただきました。
リビングにはグランクォーツを馬目地で施工しました。端のサイズまで考慮していただいたお陰で、左右のバランスが取れ、綺麗な仕上がりになりました。
廊下には、ディニタを縦貼りで施工しました。前列は無かったそうですが、営業さん、施工さん共に親身に相談に乗っていただき、縦貼りでもディニタの凹凸が活かせるのではないかと思い踏み切りました。
結果、ドアと調和し、リビングから差し込む光で凹凸が強調され、鏡貼りと合わせて高級感溢れる廊下になりました。家族皆んなのお気に入りです。

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まとめ|フロアコーティング、あなたの家に必要かどうか

フロアコーティングは、床の美しさや耐久性を保ち、掃除やメンテナンスの手間を減らすだけでなく、住宅の資産価値維持にも役立つ施工です。初期費用や剥がせない点といったデメリットもありますが、ご自身のライフスタイルや家族構成、重視するポイントを踏まえれば、納得のいく判断ができます。

特に「美観や手入れの手軽さを重視したい」「小さなお子様やペットの安全を守りたい」といった目的がある場合は、フロアコーティングが有効な選択肢になります。後悔のない決断のための参考としていただければ幸いです。