あなたはどっち派?「艶あり」vs「艶消し」徹底比較!

フローリングって、お部屋の雰囲気を大きく左右する大事なポイントですよね。そんなフローリングを傷や汚れから守って、きれいな状態を長く保ってくれるのが「フロアコーティング」です。
でも、いざ調べてみると「艶あり」と「艶消し」、どっちを選んだらいいの?と迷ってしまう方も多いはず。

ツヤツヤで高級感のある床にするか、それとも木の質感を活かしたナチュラルな床にするか…。どちらにも魅力があるので、正解は一つじゃありません。大切なのは、自分のライフスタイルやお部屋のイメージに合う方を選ぶこと。

この記事では、「艶あり」と「艶消し」それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくまとめています。どちらがあなたにぴったりなのか、一緒に見つけていきましょう!

まずは基本から。フロアコーティングって、ワックスと何が違うの?

「コーティングって、ワックスみたいなものじゃないの?」と思う方も多いかもしれません。でも実は、全然違うんです。
ワックスは床の表面に“乗っている”薄い膜なのに対して、フロアコーティングはフローリングにしっかり密着して、硬い保護膜を作ります。まさに床の鎧のような存在なんです。

項目フロアコーティングワックス
耐久性水や傷、薬品にとても強い。数年~10年単位で効果が持続約半年で効果が薄れ、傷つきやすい
メンテナンスワックスがけ不要で手入れ簡単半年ごとに剥離と再塗装が必要
美観の持続性長期間ツヤをキープ半年ほどで黄ばみや黒ずみが発生しやすい
コスト費用は高い(1㎡あたり約6,000円)比較的安い(1㎡あたり数百円)

艶ありタイプ|高級感と明るさをプラスするピカピカの床

「艶ありタイプ」は、強いギラギラした光沢ではなく、窓からの自然な光がほんのり反射するやさしいツヤ感が特徴です。お部屋全体を明るく見せる効果があり、空間に清潔感と開放感をプラスします。

こんな方におすすめ!

  • さりげない輝きで、日常に少し特別感を加えたい方
    毎日の暮らしの中に、ほんの少しだけ華やかさや特別な雰囲気をプラスしたい方にぴったりです。

  • 控えめなツヤ感が好き
    強い光沢というよりは、窓からの光がやさしく反射して、清潔感と上品さを感じられる仕上がりです。日常の中にさりげない輝きをプラスしたい方におすすめです。

注意したいポイント

  • 光の反射で、角度によっては細かなホコリや傷が見えやすい場合があります。

艶消しタイプ|落ち着きと自然な質感を大切にする床

無垢材のような、しっとりとした質感がお好きなら「艶消し」がおすすめ。
木の風合いをそのまま活かし、やわらかな雰囲気を演出します。

こんな方におすすめ!

  • ナチュラル・シンプルな空間が好き
    北欧や和モダンなど、自然素材を活かしたインテリアにぴったりです。
  • 落ち着いた雰囲気を求めている
    テカリを抑えた柔らかい印象は、心をほっとさせる空間づくりに最適。
  • 足跡や指紋が気になる方
    艶がないため皮脂や裸足の跡が目立ちにくく、いつでも清潔感をキープできます。

注意したいポイント

  • 艶を抑えるための加工が入るので、わずかに価格が上がることがあります(※ただし艶ありと大きな差はありません)。

知っておきたい、艶ありと艶消しの違い

  • 価格の差はほとんどなし
    一般的に艶消しの方がやや高いとされますが、施工会社によっては差がないケースも多いです。(メイプル社ではどちらも同じ価格です ※プライムコート)

  • 掃除のしやすさも同じ
    艶あり・艶消しどちらもフロアコーティングなので、基本は水拭きでOK。

  • 滑りにくさ(グリップ力)も同等
    艶ありだから滑りやすい、艶消しだから安全ということはなく、最近のコーティングはどちらも滑りにくく設計されています。

どちらを選んでも耐久性や機能性は変わらないので、見た目の好みとお部屋の雰囲気で選ぶのがおすすめです。

「うちの床でもできる?」床材別の相性ガイド

「フロアコーティングしたいけど、うちの床は特殊かも…」
そんな心配、実はあまりいりません。最近のフロアコーティングは、さまざまな床材に対応できるんです。ここでは、床材別のポイントをわかりやすくまとめました。

あなたの家の床はどれ?

突板フローリング
薄くスライスした天然木を表面に貼り付けたフローリングです。
以前は主流でしたが、近年はシートフローリングを採用する住宅が増えています。
ほとんどのコーティング剤と相性ばっちり。質感は無垢材に近いので艶消しがおすすめ。

無垢材フローリング
自然素材のため敬遠されがちですが、コーティングは可能です。
木の風合いを残したまま、傷や水シミからしっかり守れます

シートフローリング
表面がツルツルしていてコーティングが剥がれやすい性質があります。
そのため、密着性を高める「プライマー」という下地処理が必須。
これをきちんと行う業者を選ぶことが大切です。

クッションフロア
柔らかい素材ですが、コーティングで滑りにくく、傷や汚れに強い床に変えられます。
ペットの爪跡や水ハネに悩んでいる方にもおすすめ。

💡 床材がわからないときの簡単チェック方法
目立たない場所を指で押してみて、少しでも沈む感触があれば「クッションフロア」の可能性大!

まとめ

フロアコーティングの「艶あり」と「艶消し」には、それぞれに魅力と注意点があります。大切なのは、どちらが優れているかではなく、あなたの暮らし方やお部屋の雰囲気に合うかどうか
高級感を求めるなら艶あり、落ち着きや自然な質感を重視するなら艶消し、といったように、ライフスタイルや好みで選ぶのが正解です。

さらに、床材やメンテナンスのしやすさも考慮しておくと、失敗しない選び方ができます。
もし迷ったら、実際のサンプルや施工事例を見て比較するのもおすすめ。専門業者に相談すれば、あなたの家に合った最適なプランを提案してくれます。

理想の空間で、毎日をもっと心地よく。
この記事が、あなたの快適な住まいづくりのヒントになれば幸いです。