プロ直伝!フロアコーティング後の“におい”対策3選

フロアコーティングをすると、お部屋の印象がグッと洗練され、毎日の暮らしも気持ちよくなりますよね。ただ、「ちょっとにおいが気になるかも…?」と感じる方もいらっしゃいます。

実は、コーティングの際に使われる塗料には、ごくわずかに特有のにおいが生じることがあります。これは乾燥とともに自然と落ち着いていくものですが、「できるだけ快適な状態で過ごしたい」という方のために、今回は“においを抑えるコツ”をプロ目線でご紹介します。

そもそも、コーティング後ににおいを感じるのはなぜ?

コーティング材には、塗膜をしっかり形成するために「成分が空気中に揮発する」という性質があります。この揮発時に、ごく軽いにおいを感じることがあるのです。

現在は、環境や健康に配慮した「低VOC(揮発性有機化合物)」の製品も多く登場しており、においの感じ方はかなり軽減されてきています。たとえば、当社が取り扱う製品の中にも、乾燥後ほとんど気にならないものが多数あります。

ただし、同じコーティングでも、気温や湿度、空気の流れによってにおいの感じ方が変わることもあります。そのため、少しでも快適に過ごしていただけるよう、以下のような工夫をおすすめしています。

フロアコーティング後のにおい対策3選
1. 十分な換気を心がける

コーティング直後は、窓を開けて空気の入れ替えをしっかり行うことが大切です。空気の流れが生まれることで、乾燥がスムーズに進み、においも早く落ち着きます。

【ポイント】
・風が通るように、2方向以上の窓を開けるのがおすすめです。
・換気扇やサーキュレーターを活用すると、より効率的に空気が循環します。

特に乾燥が不十分な時期(梅雨や冬場など)は、換気と併せて空調機器を上手に使うと快適な状態を保ちやすくなります。

2. 使用後すぐに入室せず、しっかり乾燥を待つ

においの感じ方は、塗膜が完全に乾いていないことが一因になることも。施工後は、メーカーや施工業者の案内に従って、しっかり乾燥時間を確保しましょう。

当社の場合、多くの製品で「歩行可能になるまで〇時間」「完全乾燥まで〇日」といった目安をお伝えしており、においを感じにくくなるタイミングも自然と分かりやすくなっています。

【ワンポイントアドバイス】
乾燥中はドアを閉め切らず、空気の通り道を確保しておくとより効果的です。

3. 脱臭アイテムを上手に取り入れる

「ちょっとにおいが残っているかも…」と感じたときは、市販の脱臭グッズを試してみるのもおすすめです。

たとえば:

  • 炭(消臭効果が高く、自然由来で安心)

  • コーヒーかす(意外と消臭力があり、再利用できる点も◎)

  • 空気清浄機(花粉やホコリ対策にもなり、一石二鳥)

ただし、アロマや香水など香りの強い製品は、施工直後は避けた方が無難です。におい同士が混ざってしまい、本来の室内の空気感がつかみにくくなることがあります。

においは「一時的なもの」。数日後には快適に

フロアコーティング後に生じるにおいは、一時的なもの。適切な換気と乾燥時間を守れば、多くの場合、数日でほとんど気にならなくなります。

特に近年では、においの少ないタイプのコーティング剤が主流になってきており、過剰に心配する必要はありません。

それでも不安がある場合は、事前に「においの少ない製品を選びたい」と相談しておくと安心です。当社では、お客様のご要望に合わせて、快適に過ごせるプランをご提案しています。